〜解説〜
三河湾は外海と違って主に魚類の幼魚の育つ揺り篭みたいな海、もちろんその中には多種にわたる出世魚の幼魚もいる、春に産まれて夏に餌を食べて大きくなるにつれて深い伊良湖を目指す、ならいの風とは西の風の事、三河湾岸では秋口にはその方角の風が吹き出す頃で、湾内で育った魚は 秋にはやがて外海をめざして行く、それは厳しい生存競争を生き残らなければならないのは言うまでもなく、神島とか三ツ磯や石門とは伊良湖から出たすぐの実在する島や無人の磯名、そこから沖は外海となり、荒波と早い潮そして強大な敵も数多くなる、打ち勝つ力がなければ生存できない海、その海域に達し生き残る知恵を知り得て初めて出世魚となる。